【越前和紙の種類一覧】手漉き職人の生み出す和紙の魅力。

突然ですが、みなさんは和紙の種類ってどのくらいあるかご存知ですか?

『20 ~ 30 種類くらいかなー』なんて思ってたら大間違い!

例えば、日本で有名な「福井県の越前和紙」と「岐阜県の美濃和紙」

この2つの和紙を比べてみても、使用する原料や製法などが違うため全く違う和紙になります。産地が違うと昔から受け継がれてきた製法も違ってくるみたいですね。

そして日本には和紙の産地が約 100 件以上あると言われているので、途方もない種類の和紙が生産されていることになりますね。

さすがにすべては紹介しきれないので、今回は「越前和紙」の有名な和紙に絞って紹介していきたいと思います。

越前和紙とは

越前和紙とは福井県(越前市)生産されている和紙で、日本を代表する伝統的な工芸紙です。

全国には数多くの和紙の産地がありますが、その中でも越前和紙は 1500 年もの歴史をもつ日本最古の和紙と言われています。

さらに越前和紙は和紙の中でも日本一の品質を誇ります。

なぜそこまで言えるのか?詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

越前和紙の特徴を『mi』が徹底解説【日本最古の紙の伝統と歴史】

越前和紙の種類

奉書紙(ほうしょがみ)


出典:「http://www.washi.jp」

奉書紙(ほうしょがみ)は、楮を原料とした和紙で、上品でふっくらとした紙肌と優美で洗練された風合いが特徴。

室町幕府がこの紙を公文書として使っていたとされており、そこから奉書紙と呼ばれるようになります。

現代では、一般的に奉書紙は白くてしっかりとした和紙の総称となっているが、越前の職人が手漉きで作る奉書紙は最高級の奉書紙とされており、越前奉書という名前が付けられています。

檀紙(だんし)


出典:「https://item.rakuten.co.jp」

檀紙(だんし)はコウゾを原料とする凹凸とした縮緬状のしわを有する高級和紙で、厚手で綺麗な白色が特徴。

主に権威ある賞状や感謝状などに広く使用される他、高級感のある質感が人気で、最近では包装紙やご祝儀袋などによく使われます。

一般的によく使われているのは化学パルプを使用している機械漉きの檀紙であり、手漉き檀紙は価格が高騰しています。

現在でも越前の手漉き職人がつくる高級檀紙はコウゾを原料とし、機械漉きと比べると真っ白ではなく毛羽立っているのが特徴です。

書画用紙(しょがようし)


出典:「http://www.washi.jp」

日本画・書道用紙・色紙短冊用紙などに使用される和紙。

機械漉きの書画用紙は低価格で出回っています。習字の際に使う半紙のほとんどが機械漉きの書画用紙でしょう。

手漉きの書画用紙は価格は高いですが、有名な書道家や画家ひとりひとりのニーズに応えることができるクオリティの高い和紙です。

薄葉紙(うすようし)

薄葉紙とはその名の通り紙厚の薄い紙のことを指します。そのため、和紙、洋紙それぞれに薄葉紙が存在します。

用途によって様々な種類が出回っており、材質、厚さ、色、柄など薄葉紙は実に多種多様なのです。

和紙の薄葉紙で一般的によく使われるのは、商品の中包みやラッピングなどです。

普段の生活の中でも一番目にする機会が多いのがこの薄葉紙ではないでしょうか。

鳥の子紙(とりのこし)

鳥の子紙とは越前が主産地とされる、雁皮を材料とする紙面がなめらかで鶏卵のような淡黄色の光沢のある和紙。

古くから襖(ふすま)などに使用されており、越前和紙の代表でもある襖紙として現在も使用されています。

越前和紙産地で伝承されている手漉き和紙の製作技術を用いて漉かれた鳥の子紙は「越前鳥の子紙」ともよばれています。

そんな「越前鳥の子紙」は 2017 年に国重要無形文化財に指定されました。

※上記についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

局紙(きょくし)


出典:「http://washi.jp」

局紙とは、丈夫でつやのある紙で、緻密な紙質により印刷適正と耐久性に優れた和紙。いわば印刷用に使われる和紙のことです。

賞状、表彰状、和紙を使った名刺、メッセージカード等様々な物の印刷用和紙として使われています。

印刷時の美しさやツヤのある表面、耐久性などで世界的にかなり高い評価を受けている紙で、海外では「日本羊皮紙」として有名になりました。

小間紙


出典:「https://blog.nishinosyoukai.com/」

小間紙は工芸品や民芸品に主に使用する、昔ながらの装飾を施した和紙です。越前和紙の代表的存在でもあり、全国一の生産量、種類の多さを誇ります。

昔から主に箱張り(箱の表面に和紙を貼り付けること)等によく使用されて来ました。

小間紙は非常に使い勝手がよく、最近では美術小間紙を使った小物やアクセサリーなど、様々な商品が作られています。

和紙の個性や出会いを楽しむ

今回ご紹介したものは越前和紙の中でも代表的なものばかりです。大まかに分類しましたが、本来さらに細かく分かれていきます。

さらに漉く職人によって紙質が変わってくるのだそうです。そう考えると和紙の種類はとにかく数えきれないほどたくさんあると考えていいでしょう。

全く同じ仕上がりにならない、紙に個性があるというのも和紙の魅力です。

和紙とのめぐり合わせはまさに一期一会ですね!

今後和紙に触れる機会があれば、それがどんな和紙なのかじっくり観察してみてはいかがでしょうか♡

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