『mi』が取り扱っている「福井県の越前和紙」をはじめ、日本各地にたくさんある和紙産地。
その数はなんと 100 件以上もあると言われています。
そんな中「岐阜県の美濃和紙」「高知県の土佐和紙」「福井県の越前和紙」この3つの和紙は日本三大和紙に選ばれているんです。
数多くの和紙産地がある中で日本三大和紙に選ばれた「美濃和紙」「土佐和紙」「越前和紙」がいったいどんな和紙なのか気になりませんか?
今回は上記の3つの和紙について詳しく紹介しちゃいます!
Contents
美濃和紙 (岐阜県)
まずは岐阜県の美濃和紙からご紹介!
「美濃和紙」は、奈良時代、美濃国周辺で作られ始めたとされており、約1300年もの歴史のある伝統的工芸品です。
美濃周辺は板取川や湧水などの良質な水に恵まれた土地であり、その清らかな水で漉かれた美濃和紙は「薄く」「強く」「むらのない」のが特徴で、優秀な和紙として高い評価を受けています。
出典:https://shikinobi.com/washi
さらに美濃和紙は他の和紙と比べて薄くても丈夫なため、昔から障子紙としてよく利用されてきました。
漉きムラが少なく、和紙を通して見える柔らかい光がとても綺麗ですね!
江戸時代には高級障子紙として最も優れた評価を受け、「美濃判」と呼ばれる障子の規格にもなったんです。
また、2014 年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されています。
土佐和紙 (高知県)
「土佐和紙」も美濃和紙同様、古くから漉かれてきた和紙です。平安時代に書かれた「延喜式(えんぎしき)」に献上品として名が出ています。
つまり平安時代にはすでに土佐和紙は栄えていたと考えられますね。
土佐和紙の驚くべきはその種類の豊富さで、その数はなんと約300種類もあり、その中でも特に有名なのは「土佐典具帖紙」です。
出典:https://serai.jp/item/132408
土佐典具帖紙は世界で一番薄い手漉き和紙で知られており、わずか0.03mmの厚さしかありません!
別名「カゲロウの羽」とも呼ばれ、システィーナ礼拝堂のミケランジェロが描いた大壁画の修復に使われるなど、美術品や文化財の修復等には欠かせない和紙となっています。
越前和紙 (福井県)
出典:http://www.city.echizen.lg.jp
上記で紹介した美濃和紙、土佐和紙も含め日本には数多くの和紙がありますが、その中で「越前和紙」は 1500 年という最も長い歴史を持つ日本最古の紙です。
そして同時に和紙の中でも卓越した品質を誇る和紙でもあります。なぜそこまで言えるのか?
それは歴史にしっかりと裏付けされているからなんです。その中の1つを紹介します。
出典:http://www.washi.jp
出典:http://sirakawa.b.la9.jp
越前和紙は日本の紙幣と深ーい関係があります。
「薄くて丈夫」「水に強い」「数多くの製法による多種多様の和紙」という特徴をもつ越前和紙は1661 年から藩札(現在でいう紙幣)に使われるようになりました。
これが日本で最初の紙幣とされています。その後1951年までの間日本のお札はずーっと越前和紙で作られていました。
それほどまでに越前和紙の品質の高さは群を抜いていたんですね♪。そういった歴史があるため、越前和紙は「紙の王様」とまで呼ばれてます。
越前和紙についてさらに詳しく知りたい方は前に特集した記事があるのでそちらをご覧ください。
それぞれの和紙を使った商品
美濃和紙を使った間接照明
こちらは美濃和紙で作られた、ふわっとしたお花をイメージした可愛らしい間接照明です。
和紙を通して見える柔らかい光がとても綺麗な美濃和紙の特徴を生かした商品ですね!
和紙は破れないように特殊加工が施してありますので、汚れても簡単に水拭きができて安心です♪
さらに上記写真では2色しか分かりませんが、カラーバリエーションも豊富なので、どれを買おうか凄い迷っちゃうかもしれませんよ!
詳細を知りたい方は下記ボタンからどうぞ!
土佐和紙を使ったボディタオル
えっ、和紙なんだから水に濡れちゃダメなんじゃないの!?と誰しもが考えると思いますが、大丈夫なんです!
パイル状に和紙を織りあげることで、水に溶けることなく、水分を吸って柔らかくなった和紙の凹凸が肌を適度に刺激し、体や顔をやさしく洗い上げてくれます♪
さすがにずっと使えるわけではなく、使用期間は約6ヶ月ほどらしいです。(一日一回使用の場合)
しかし、一度使うとやめられない気持ちよさみたいですよ♡
越前和紙を使ったピアス/イヤリング
越前和紙を使った2種類の可愛いアクセサリーです♡
サイズも小さく、クルミ型で控えめなので普段使いにオススメな『手毬風のクルミ型ピアス/イヤリング』
ガラスドームの中に入った2色の越前和紙が耳元を上品に、かつ華やかに演出してくれる『ガラスドームの和紙ピアス/イヤリング』
どちらも越前和紙の魅力が詰まった商品です。詳細や、他の種類のアクセサリーなどは下記ボタンよりどうぞ♪
和紙の新たな可能性
近年では中々和紙を使う機会もなくなってきましたね。ですが、上記で紹介したように日本三大和紙を使った商品なども増えてきており、新しい和紙の可能性も見えてきました。
全国の和紙の中でも特に優れた品質を誇る「美濃和紙」「土佐和紙」「越前和紙」をぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
和紙に対する価値観が少し変わるかもしれませんよ♪